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「陰陽説」と「五行説」


「陰陽説」とは、
たとえば、日中を支配する太陽を「陽」、
夜を支配する月を「陰」と分けてとらえる考え方です。

男性は陽、女性は陰というように、
自然や社会はすべて陰陽によって成り立っています。


「陰」と「陽」は複雑にからみ合って影響し合い、
完全な「陽」、まったくの「陰」という状態は存在しません。
 
風水では「陰」と「陽」のバランス感覚を重視し、
その調和をはかることで幸福になると考えます。

大自然や住居など、全体のバランスを考え、
環境との調和を目指すのが風水です。

「五行説」とは、
自然界を支配している5つの要素「木・火・土・金・水」が、
四季や自然環境、そして人間の心を支配していると考えます。
 
 
春になれば草木が生長し、生気がみなぎります。
宇宙にはこの「木」の精気が重要です。
「木」のない生活は考えられません。

その「木」がより大きく生長し、
緑を保っていくためには、太陽の光が必要になります。
これが「火」の精気です。

「火」は土を暖め木の生長を早めますが、
木は「土」がなくては発育できません。

「土」は自然をよりしっかりとしたものにつくり出し、
安心感を与えます。

「土」の中にある鉄「金」は木を切り倒したり、
土を掘り起こしたりする役目をします。

「水」は自然界においても
人間にとっても欠かせないものです。
人や動物の体の多くは「水」から成っています。
植物も「水」なしでは存在することができません。

この5つの要素が行きめぐることで、
自然界は循環しています。
 
 

風水でもっとも大切なのは方位ですが、
東西南北をめぐる8つの方角には、
それぞれに異なる五行の気が働いていると考えます。

中央を「土」、北を「水」、東を「木」、南を「火」、
西を「金」とし、方位の地相を考えていきます。

自分の住んでいる場所を中心として、
陰陽と五行の相性で、その人にとってもっともよい環境を
つくり出そうというのが風水の基本思想です。

もう一つ大事な考え方に五輪(ごりん)の思想があります。
この五輪の思想も中国の古代の宇宙観です。

森羅万象は、空、風、火、水、地の
五つの要素から成り立っていると考えます。

空、火、地が太陽を含む宇宙空間、地表、地球内部の空間を表し、
風と水がそれぞれの空間から発せられる気のエネルギーを
運ぶ媒介体と考えられていました。


これは風水という思想の原点であるとみることができます。


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