十千(じっかん)
干支(えと)というのは、普通、
子 ね 、丑 うし 、寅 とら
卯 う 、辰 たつ 、巳 み 、午 うま
未 ひつじ 、申 さる 、酉 とり
戌 いぬ 、亥 い
の十二支のこと指して使いますが、
実際は、干支の「干」「支」の字のように
十千と十二支を合わせて呼んでいます。
ですから、干支というのは、
十千と十二支の組み合わせの六十干支を指しています。
■十千(じっかん)
十千は、
甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)
丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)
庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)
癸(き)
の10周期のことです。天干(てんかん)とも言います。
十千は、植物の成長の様子を表したもののようです。
芽を出し根を張り、茎が固く実り、刈り取って収穫が終わる
という手順をくり返す様子を表しています。
甲(こう) 固い殻で被われている状態
乙(おつ) 上から下へ抑えられている状態
丙(へい) 根が左右に張っている状態
丁(てい) 芽が伸びようとしている状態
戊(ぼ) 芽が、無理に地上から顔出す状態
己(き) 若芽が起き立つ状態
庚(こう) 茎が固く実る状態
辛(しん) 刀で切り取る状態
壬(じん)収穫物で蔵がふくれる状態
癸(き) 一旬(一巡)の終わり
十干は、日常、階級・等級や種類を
示すために使われていました。
焼酎は甲類・乙類に分類されていますし、
むかしは学校の成績を表すのに
甲、乙、丙、丁を用いていました。
この十千に五行の木、火、土、金、水
陰陽の、陽を兄、陰を弟として当てはめます。
例えば「甲」を「木の兄」(きのえ)、
「乙」を「木の弟」(きのと)と
呼ぶようになりました。
「干支」を「えと」と読むのは、
この「兄弟」(えと)に由来しています。
甲(こう) 木の兄(きのえ)
乙(おつ) 木の弟(きのと)
丙(へい) 火の兄(ひのえ)
丁(てい) 火の弟(ひのと)
戊(ぼ) 土の兄(つちのえ)
己(き) 土の弟(つちのと)
庚(こう) 金の兄(かのえ)
辛(しん) 金の弟(かのと)
壬(じん) 水の兄(みずのえ)
癸(き) 水の弟(みずのと)




